結膜下出血について

結膜下出血ってどんな病気?

結膜下出血とは、白目の表面を覆う結膜の下にある小さな血管が破れて出血する状態です。朝起きて鏡を見たら白目が真っ赤になっていて驚く方が多いのですが、痛みやかゆみ、視力への影響がほとんどなく、自然に吸収されて治る良性の病気です。とはいえ、見た目のインパクトが大きいため「何か大きな病気では」と心配になる方も少なくありません。当院では、細隙灯顕微鏡による診察で結膜炎など他の病気との鑑別を行い、安心して経過を見ていただけるようご説明しています。

結膜下出血とは、白目の表面を覆う結膜の下にある小さな血管が破れて出血する状態です。朝起きて鏡を見たら白目が真っ赤になっていて驚く方が多いのですが、痛みやかゆみ、視力への影響がほとんどなく、自然に吸収されて治る良性の病気です。とはいえ、見た目のインパクトが大きいため「何か大きな病気では」と心配になる方も少なくありません。当院では、細隙灯顕微鏡による診察で結膜炎など他の病気との鑑別を行い、安心して経過を見ていただけるようご説明しています。

結膜下出血の主な症状とセルフチェック

以下のような特徴がある場合、結膜下出血の可能性が高いです。

  • 白目の一部、または広範囲が境界のはっきりした真っ赤な色になる
  • 痛みやかゆみはほとんどない
  • 目やにや視力低下を伴わない
  • 朝起きたときに気づくことが多い
  • 押しても出血部分の色が変わらない

ここに実際の結膜下出血の症例写真(軽症〜中等度の一例)を挿入すると、患者さんが自分の状態を判断しやすくなります。

結膜下出血の原因について

特に誘因のないもの(特発性)

多くの場合、特にきっかけがなくても自然に起こります。年齢を重ねると血管がもろくなり、起こりやすくなる傾向があります。

咳・くしゃみ・嘔吐などによる血圧の変動

強い咳やくしゃみ、嘔吐、力仕事、排便時のいきみなど、一時的に血圧が上がる動作がきっかけになることがあります。

目をこする・外傷

目をこすったり、コンタクトレンズの着脱時の刺激、まぶたへの軽い外傷などが原因になることもあります。

高血圧・糖尿病・血液をサラサラにする薬の服用

高血圧や糖尿病をお持ちの方、抗血小板薬・抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用している方は、出血しやすく、範囲が広くなる傾向があります。繰り返す場合はこれらの確認も大切です。

結膜下出血の治療方法

基本的には自然に吸収されるため、特別な治療を必要としないことがほとんどです。

経過観察が基本

ほとんどの場合、特別な処置をせずに自然に吸収されるのを待ちます。出血の色は数日〜2 週間程度かけて徐々に薄くなり、自然に消えていきます。

症状緩和の点眼

違和感がある場合などは、症状を和らげるための点眼薬を使用することがあります。繰り返す場合の原因検索・内科紹介頻繁に繰り返す場合は、血圧や血液の状態を確認するための検査、必要に応じて内科への紹介を行うことがあります。図のように出血が薄くなってくると数日で消失することが多いです

当院で行う結膜下出血の検査

細隙灯顕微鏡検査

結膜下出血そのものは見た目で診断できることが多いですが、結膜炎や強膜炎など他の病気が隠れていないか、細隙灯顕微鏡で丁寧に確認します。

血圧測定

出血の範囲が広い場合や繰り返す場合には、血圧を確認することがあります。

必要に応じた血液検査・内科紹介

頻回に繰り返す場合は、出血傾向や血液をサラサラにする薬の影響などを確認するため、血液検査や内科紹介をご案内することがあります。

当院の診療方針

他の重篤な病気との鑑別を重視

見た目が似ていても、結膜炎や強膜炎など治療が必要な病気が隠れている場合があるため、細隙灯顕微鏡での確認を丁寧に行います。

経過をご説明し安心していただく

結膜下出血は見た目の心配が大きい病気です。自然経過や吸収までの期間を分かりやすくご説明し、安心して過ごしていただけるよう努めています。

繰り返す場合は原因の確認をご提案

短期間に繰り返す場合には、高血圧や血液の状態など背景にある原因の確認をご提案し、必要に応じて内科と連携します。

結膜下出血のQ&A

結膜下出血は人にうつりますか?

いいえ。
感染性のものではないため、人にうつることはありません。結膜炎と見間違われることがありますが、全く別の病気です。

結膜下出血はどのくらいで治りますか?

多くの場合、1週間程度で自然に吸収されます。出血の範囲が広い場合は、2 週間ほどかかることもあります。

目薬や特別な処置は必要ですか?

基本的には経過観察のみで、特別な処置は不要なことがほとんどです。違和感がある場合には、症状を和らげる点眼をご案内することもあります。

何度も結膜下出血を繰り返しますが、大丈夫でしょうか?

繰り返す場合は、高血圧や血液の状態、お薬の影響などが関係していることがあるため、一度検査を受けることをおすすめします。

結膜下出血は急いで受診すべきですか?

視力に影響がなく、痛みも強くない場合は緊急性は高くありません。ただし、外傷の後に出血した場合や、強い痛み・視力低下を伴う場合は早めにご相談ください。

当院の受診について

白目が突然真っ赤になって驚かれた方も、京橋いしづち眼科にご相談ください。京橋・東京駅日本橋・銀座エリアからアクセスしやすい立地で、他の病気との鑑別も含めて丁寧に診察し、安心して経過を見ていただけるようご案内いたします。なお、症状が進行し手術や精密検査が必要と判断された場合は、責任を持って信頼できる連携医療機関をご紹介させていただきますので、どうぞご安心ください。

この記事の執筆者

略歴

1999年 愛媛大学医学部 卒業
2006年 愛媛大学大学院 医学研究科 修了
2008年 米国ハーバード大学スケペンス眼研究所 留学
2010年 愛媛大学医学部 眼科 助教
2013年 愛媛大学医学部 眼科 講師
2016年 シンガポール国立眼センター 留学
2016年 いしづち眼科 理事長
2018年 東邦大学医学部 眼疾患先端治療学寄附講座准教授
2025年 京橋いしづち眼科 理事長

認定, 所属学会

認定:日本眼科学会専門医 / 眼科PDT認定医 / ボトックス治療認定医 / 視覚障害者用補装具適合判定医師

所属学会:日本眼科学会, 日本眼感染症学会(評議員), 日本化学療法学会(評議員), 日本角膜学会(評議員), 日本コンタクトレンズ学会(理事), 日本感染症学会, 日本眼炎症学会

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