ドライアイ・マイボーム腺機能不全(MGD)について

ドライアイ・マイボーム腺機能不全(MGD)ってどんな病気?

ドライアイとは、涙の量や質が低下し、目の表面が乾きやすくなる状態です。目が乾く・ゴロゴロする・夕方になると目が疲れやすいといった症状は、ドライアイのサインかもしれません。近年の研究で、ドライアイの多くに「マイボーム腺機能不全(MGD)」が関係していることが分かっています。MGD とは、まぶたの縁にある油分を分泌する腺(マイボーム腺)が詰まり、涙の蒸発を防ぐ油の膜がうまく作られなくなる状態です。涙の量を測るだけでは見えてこない原因であり、油層の状態まで含めた評価が大切です。

ドライアイとは、涙の量や質が低下し、目の表面が乾きやすくなる状態です。目が乾く・ゴロゴロする・夕方になると目が疲れやすいといった症状は、ドライアイのサインかもしれません。近年の研究で、ドライアイの多くに「マイボーム腺機能不全(MGD)」が関係していることが分かっています。MGD とは、まぶたの縁にある油分を分泌する腺(マイボーム腺)が詰まり、涙の蒸発を防ぐ油の膜がうまく作られなくなる状態です。涙の量を測るだけでは見えてこない原因であり、油層の状態まで含めた評価が大切です。

ドライアイ・マイボーム腺機能不全(MGD)
の主な症状とセルフチェック

以下のような症状に心当たりがある方は、ドライアイ・MGD の可能性があります。

  • 目が乾く、ゴロゴロする、異物感がある
  • 夕方になると目が疲れやすい、かすむ
  • 光がしみる、まぶしく感じる
  • 目が乾いているのに、逆に涙が出ることがある(質の悪い涙が反射的に増えるため)
  • コンタクトレンズが乾いて装用しづらい
  • まぶたの縁が赤い、重く感じる

ドライアイ・マイボーム腺機能不全(MGD)の原因について

マイボーム腺機能不全(MGD)

まぶたの縁にあるマイボーム腺が詰まり、油の分泌が低下することで、涙が蒸発しやすくなります。現代のドライアイの多くに関係していると言われています。

涙の量そのものの減少

加齢やシェーグレン症候群などの全身疾患、点眼薬の影響などにより、涙の分泌量自体が減ることもあります。

VDT 作業・エアコンなどの環境要因

パソコンやスマートフォンの長時間使用はまばたきの回数を減らし、乾燥した室内環境は涙の蒸発を促進します。

コンタクトレンズの使用

コンタクトレンズは涙の層を不安定にしやすく、ドライアイの悪化要因になることがあります。

ドライアイ・マイボーム腺機能不全(MGD)
の治療方法について

原因や重症度に応じて、点眼治療から専門的な処置まで段階的にご提案します。

点眼治療

人工涙液やムチン産生を促す点眼薬など、涙の質・量を補う治療が基本となります。

涙点プラグ

涙の排出口(涙点)に小さなプラグを挿入し、涙が目の表面に留まる時間を長くする処置です。涙液減少型のドライアイに有効です。

TIXEL(まぶたのつまり改善)

熱を利用してまぶたのマイボーム腺のつまりを改善する治療です。MGD による油層の異常にアプローチします。

IPL 光治療(マイボーム腺の機能回復)

特殊な光を照射してマイボーム腺の炎症を抑え、機能の回復を促す治療です。繰り返す MGDに対して選択されることがあります。

当院で行うドライアイ・マイボーム腺機能不全
(MGD)の検査

Idra(アイドラ)による涙液層評価

当院では最新のドライアイ専用検査機器「Idra」を導入しています。涙の量・質、まぶたの状態を短時間で詳しく評価でき、原因を見極めた治療につなげます。

細隙灯顕微鏡検査

角膜・結膜の表面の状態や、マイボーム腺の詰まりの程度を直接観察します。

当院の診療方針

涙の「量」だけでなく「質」も評価

Idra を用いて油層・水層の状態まで含めて評価することで、見落としがちな MGD が原因のドライアイも的確に診断します。

段階的な治療のご提案

点眼治療から始め、症状や原因に応じて涙点プラグ、TIXEL、IPL 光治療など、適切な治療法を段階的にご提案します。

専門外来との連携

より専門的な検査・治療をご希望の方には、当院のドライアイ専門外来もご用意しています。詳しくはドライアイ専門外来のページをご覧ください。

よくある質問(Q&A)

市販の目薬とドライアイ専用検査の違いは何ですか?

市販薬は症状を一時的に和らげますが、原因が涙の量と質のどちらにあるかまでは分かりません。Idra による検査で原因を特定することで、より的確な治療を選択できます。

ドライアイなのに涙が出るのはなぜですか?

涙の質が悪いと目の表面が刺激され、反射的に涙の量が増えることがあります。「涙が出るのにドライアイ」というのは珍しいことではありません。

IPL 光治療や TIXEL は 1 回で効果がありますか?

症状や状態によって個人差がありますが、複数回の治療を行うことでより効果を実感しやすくなる場合があります。詳しい治療計画は診察時にご相談ください。

コンタクトレンズを使い続けても大丈夫ですか?

ドライアイの程度によっては、レンズの種類の見直しや装用時間の調整をおすすめすることがあります。検査結果に応じてご案内します。

仕事でパソコンを長時間使いますが、何か対策はありますか?

意識的にまばたきの回数を増やす、適度に画面から目を離す、室内の乾燥を防ぐなどの工夫に加え、症状が続く場合は点眼治療や専門的な処置を組み合わせることをおすすめします。

当院の受診について

目の乾き・ゴロゴロ感・夕方の疲れ目が気になる方は、京橋いしづち眼科にご相談ください。京橋・東京駅・日本橋・銀座エリアからアクセスしやすい立地で、最新のドライアイ専用検査機器 Idra を用いて原因を詳しく評価し、点眼治療から涙点プラグ、TIXEL、IPL 光治療まで段階的にご案内いたします。なお、症状が進行し手術や精密検査が必要と判断された場合は、責任を持って信頼できる連携医療機関をご紹介させていただきますので、どうぞご安心ください。

この記事の執筆者

略歴

1999年 愛媛大学医学部 卒業
2006年 愛媛大学大学院 医学研究科 修了
2008年 米国ハーバード大学スケペンス眼研究所 留学
2010年 愛媛大学医学部 眼科 助教
2013年 愛媛大学医学部 眼科 講師
2016年 シンガポール国立眼センター 留学
2016年 いしづち眼科 理事長
2018年 東邦大学医学部 眼疾患先端治療学寄附講座准教授
2025年 京橋いしづち眼科 理事長

認定, 所属学会

認定:日本眼科学会専門医 / 眼科PDT認定医 / ボトックス治療認定医 / 視覚障害者用補装具適合判定医師

所属学会:日本眼科学会, 日本眼感染症学会(評議員), 日本化学療法学会(評議員), 日本角膜学会(評議員), 日本コンタクトレンズ学会(理事), 日本感染症学会, 日本眼炎症学会

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